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논문 기본 정보

자료유형
학술저널
저자정보
저널정보
서울대학교 인문학연구원 인문논총 인문논총 제73권 제3호
발행연도
2016.1
수록면
59 - 93 (35page)

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本稿では、早期秦文化の現地調査をふまえ、とくに戦国秦の国家形成 と郡県制の展開について考察した。戦国秦では、商鞅変法の実施が秦の 郡県制を発展させる基盤となったが、その展開を示す資料が、(1) 四川 省青川県秦墓の木牘と、(2) 甘粛省天水放馬灘秦墓の木板地図である。 (1) 青川県秦墓の木牘は、武王時代に内史—県制が成立したかは明確で はないが、中央で作成した命令を、西方の県に伝達して規定を実施し たことを示している。これは郡県制の展開に関係する。(2) 天水放馬灘 秦墓の木板地図は、戦国末から秦王政八年 (前239) とする説があり、 地図の範囲は、西漢水の流域か、花廟河の流域とする説に分かれてい る。これは当時の主要交通ルートであった西漢水の流域と、交通支線 としての花廟河の流域を反映している。戦国秦では、こうした交通ルート と関所、植生を地図にして、領域内を統治していたことがわかる。こ のような戦国秦の統治方式が、東方の占領地にも適用されるはずであり、それを示す資料が湖南省龍山県里耶鎮から出土した里耶秦簡である。 戦国秦から秦帝国の歴史は、󰡔史記󰡕 秦本紀、秦始皇本紀に加えて、こ のような出土資料と現地調査によって深めることができる。

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