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これまでに「美味しんぼ」という漫画が中国人のイメージを如何に表現されているかについて分析来てきたわけである。それを要約するとつぎのようである。
一つ、中国社会はとても不平等的な階級社会であることを強調している。中国人として周大人という日本の華僑が登場する。この人は先代から日本で住み着いてきた人で、金持ちであり、華僑社会のなかでは相当の地位を持っている。その人はとても礼儀正しくおとなしい。しかしこの人とは対照的な人が登場するが、彼の婿になる人と、料理人である。料理人は自分が作った料理に対して山岡が批判したので、自分の包丁を振り回した人である。そこで周大人が料理人を引き留めることを見せる。そしてその料理人も周大人の前ではおとなしくなることを見せる。つまり周大人が料理人を階級を持って支配している様子である。そして彼の婿の問題の時も婿になる人が周大人を怖がっているとか、周大人の娘を本当は自分の妻になった人であるけれど口癖になったようにお嬢様と呼んでいることとか、周大人の奥さんを奥様とよんでいるとか、周大人を丹那様とよんでいることとかを見せながら、こういうことは使用人根性から抜け出してないからだと叱るのである。美味しい料理を作るためには力が必要である。そのためには使用人根性を棄てることであると主張するのである。そして人民服を使って一種の中国人のステレオタイップを形成している。
二つ、中国人の食文化は我々が絶対に食べられない食べ物を食べている人間として表現している。もちろん、雁屋は意図的ではないけど二種類の姿を見せているのである。一つは、文化相対主義の観点から日本の捕鯨について西洋の反論をまた反論するために中国の特別な食文化を見せるのである。もう一つは、中国人は野性動物を食べる我々とは違った人間であることを暗黙里に見せているのである。
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