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이용수
초록· 키워드
ボスと植民主義(postcolonialism)は植民主義の影響を正しく理解する試しであり、そのようにして脱植民化を計ろうとする談論である。1985年カヤトリスピバク(Spivak,G)は「下位主体は話すことができるか」と聞きながら、人種と階級に対する盲目的な欧米学会に異義を申し立てた。スピバクがいう「下位主体」は歴史的な立場で在日一世の女性を言えるし、それを文学という形で象徴することができるだろう。在日女性の表現者が出てくるのは、やっと二世からである。在日資料を掘り出すのが難しくなってきている中で、女性文学の持つ記録性は貴重である。21世紀に入り、在日女性をめぐる環境は大きく変化している。植民地主義の落とし子としての百年の歴史のなかで、一世の女性の多くは、教育を受ける機会を奪われ貧困と労働に耐える生き方を強いられてきた。そうした女性たちの奮闘によって二世、三世が高等教育を受ける機会が増え、在日社会もはじめ、女性にも教育が必要だとの認識が受け入れられるようになってきました。こうして教育を受ける女性が増えていき、在日女性の日本社会や世界を見る目が養われ、また自分たちの位置についても真剣に考えるようになった。こうした状況のなかで、このたび個々の日本国籍もあれば、朝鮮国籍、韓国国籍と多種多様で、「国籍」に関わりなく、なんらかのかたちで朝鮮半島にルーツをもつ女性たちが新たな表現の場を求めて集つまった。これまで在日の存在は「分裂」や「分断」という言葉でとらえられることが多く、そのため在日の生き方の可能性を狭め、苦しめられることもあった。しかし、この試練は在日に複眼的にのごとを見る視点を与え、それは今日的で得難いものだと思う。このユニークな位置を意識ながら、さまざまな立場の女性の参加を得て、「在日」の多様性が表現できた文芸総合雑誌が2006年から始まった。それは『地に舟をこげ』である。在日女性の真の解放をめざして、暗い過去を跳ね返す新たな闘いが始めたのである。在日女性たちの記憶と表現の集まりである『地に舟をこげ』通して、これから在日女性の実在は日本列島と在日社会だけに閉じ込めているのでないと思う。在日の記憶と記録、そしてそれを私たちの選択によって希望につなげていく。フランツパノン(FrantzFanon)の言葉のように、我々が他者に関する否定の歴史を構成する侮蔑と恥辱に耳を傾けることができると、我々はその歴史から真の人間解放の道が何か学べるので、記憶を掘り起こすことが必要である。
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