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논문 기본 정보

자료유형
학술저널
저자정보
저널정보
한국일어일문학회 일어일문학연구 일어일문학연구 제113권
발행연도
2020.1
수록면
325 - 346 (22page)

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本稿では日本の戦後文学史において見過ごされてきた国民文学論からアジア・アフリカ作家会議(以下、AA作家会議に略称する)への転移過程を次の二つの観点から取り上げる。 一つ、国民文学論とAA作家会議文学運動の関連性を明らかにした。現在まで国民文学論とAA作家会議文学運動は類似性よりは断絶性の方が際立っていた。それは国民文学をナショナリズムとして、そしてAA作家会議文学運動を インターナショナリズムとして単純化した結果である。しかし、国民文学論からAA作家会議文学運動への変化は反省的な自己省察というよりは排他的ナショナリズムを超えたインターナショナルリズムの結合であるということから両者は似通っている。 二つ、堀田善衛のAA作家会議文学運動へのコミットが持つ意味を第三世界文学論との関連を中心に分析した。冷戦の対立が日増しに深刻化されている中、堀田はアジア・アフリカを思想の中心に置くことで新しい日本の未来像を描いていた。要するに、堀田は日本を第三世界の一部として位置づけることで 冷戦的な対立からの脱却を目指した。 以上のように、国民文学論の展開を深く理解するためにはAA作家会議文学運動との関連を考察する必要がある。それはAA作家会議文学運動を戦後的な水脈から汲み上げる場合も有効な方法である。

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