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단국대학교 일본연구소 日本學硏究 日本學硏究 제17권
발행연도
2005.1
수록면
309 - 334 (26page)

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本稿は金城一紀の『レウオリューション No 3』と『FLY DADDY FLY』とを對象にして、主流社會と周辺人との關係について考えたものである。本稿では、金城一紀の『レウオリューション No 3』と『FLY DADDY FLY』との中で、日本の主流社會と主流社會から疎外された周辺人との關係がどのように表われているかを見てみた。 要するに、『レウオリューション No 3』から見れば、學歷社會の日本社會で三流高校は主流社會から疎外された周辺人である。しかし、三流高校の‘ザーゾンビーズ’のメンバは絶え間ない努力を通じて、主流社會の一流高校である聖和女高の學生との出會いに成功する。そして、こういう努力によって、始めて聖和女高の學生は彼らを受け入れるのである。卽ち、主流社會と周辺部世界との疎通の可能性が開かれるのである。そして『FLY DADDY FLY』の中で、主流社會の平凡な人である主人公の鈴木は、周辺部世界の少數集団である在日朝鮮人の舜臣と‘ザーゾンビーズ’のメンバとの助けによって、自分の目的を成し遂げる。そして、彼は在日朝鮮人の朴舜臣を主流社會から守る決心をする。舜臣を通じて彼が変化することになるのである。 このように、金城は自分の作品を通じて、主流社會と周辺部世界との疎通の可能性(關係回復の可能性)について話していると思われる。成績を最高の価値にする學歷社會の日本社會はその間違った基準から歪んでいる社會である。ここに旣存の価値体系を意識しない周辺部世界の人の役割が要求される。主流社會と周辺部世界との疎通は周辺部世界の人だけでなく、主流社會のためにも、必要なことに違いない。金城は自分の作品を通じて、その可能性について話しかけているといえよう。

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