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논문 기본 정보

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저널정보
동아시아일본학회 일본문화연구 일본문화연구 제8집
발행연도
2003.4
수록면
381 - 398 (18page)

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本稿では、まずくおれ〉というIナレ一タ一による敍述形式について分析し、次にIナレ一タ一によって敍述された內容から本作品における中心人物がくおれ > であるということを把握し、中心事件を「虛僞ㆍりを嫌うくおれ〉が赴任先の四國邊の中學で知略に灣ちた出來事を嫌惡感を以て體驗したという事件ㆍ過程」として把握した。そして過去に對する敍述から成る中心事件を過去進行事件として把握し、「知略の質殺傷力が次第に深化して行く一方で、くおれ〉が人情 義理正義という德義心を發動して行くという」その展開の樣相を分析した。またさらに、進行事件の轉換点及び轉換の樣相を分析し、『坊っちゃん』の作品世界が我我に、「知識階級に對して皮相的な憧僚を持つ中心人物がその世界に進出し、彼らによる知略を背景とする利己主義の醜惡さ野蠻さを體驗ㆍ嫌忌した結果、かような憧憶と地位を放撫して、傳統利他的な倫理を指向受容するように成るという過程」を提示してくれているということを導き出した。以上のような分析の結果からすでに自明であるように、「坊っちゃん」は個人主義を問題とした作品であるに違いない。もう少し詳細に言うと、『坊っちゃん』という作品は、知力ㆍ知略を背景に利己主義と化した個人主義の形態ㆍあり方を問題視した作品であると言えるのである。そして、このような位相を具現するのが知識階級の候補生である中學の生徒ら及び現役の知識階級である敎頭赤シャツであった。特に赤シャツという人物は、自己の邪な欲求を充足させんと知略を張り巡らし、くおれ〉を苛ませ飜弄することのみに留まらず、古賀を左遷し、堀田 の社會的地位を剝奪する程の殺煽力を行使する人物であった。しかし、このような醜惡さ野蠻性を認識嫌忌したくおれ> は、知識階級への關心を捨て、 反目し、義理ㆍ人情ㆍ正義という傳統的な倫理に比重を置く行爲ㆍ行動に專心するのであった。「坊っちゃん」は、くおれ>によるかような過去の體驗が、くおれ〉の視点ㆍ觀点を通じて、回想的に敍述された作品であり、さらに言えば、新敎育の性格が「西毆陶雜の中で、功利的ㆍ國際的で、個人主義に近かった」日本近代化への激石による批判ㆍ懷疑が流露した作品であると言っ ても過言ではなかろう。

목차

서론

본론

결론



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